International Panning Foto Award 2026
Winner
流し撮りに魅せられた者たちがその流し撮りの技と芸術性を競うIPFA2026
厳正なる審査により、展示作品33作、ARTBOOK28作の中から各賞が決定しました。
【最優秀賞】

- 一閃の羽衣 -
佐藤 桂子
白鳥が離水し風に乗った時
朝の光が羽衣を見せた
撮影地:茨城県
[審査コメント]
400mmの超望遠でSS1/4秒という驚異的な瞬間に挑み、白鳥の力強い離水を「光の羽衣」へと昇華させた秀作。背景の静寂と翼の躍動が共存し、朝の冷涼な空気感までをも封じ込めた、気高い芸術性に心打たれました。
NiSiフィルターJapan Ryohei Abe
最後まで接戦だった6時間耐久のフィナーレ。
黄金の西日に焼かれながら、
全開のマシン達は閃光となって駆け抜けた。
【GOOPASS賞】

- 閃光の13コーナー -
小原 大志
[審査コメント]
動体に寄って撮るほうが流す観点では有利なところ、夕刻の富士全体を写す引きの構図に圧倒されました。名勝負を、この時間この場所で撮影するならば、これが正解と思わされる、もっとも印象的で心動く素敵な作品でした。
GOOPASS株式会社 代表取締役 高坂 勲
【クリエイト賞】

- 揺らぐ隊列 -
Saeko
ショートトラック競技特有の、隊をなしてコーナーを
走り抜けるアスリート達をカメラで追っていると、
きれいな揺らぎが見えました
[審査コメント]
今年で4回目を迎える日本流景展で、毎回 違ったテーマの作品を出展していただき、色調・構図ともにバランスに優れ選ばせていただきました。
クリエイト
【TAMRON賞】

- 流光のデリリアム -
FUKUI Hirok
初めて挑んだ競走馬の流し撮り。
色彩と速度が重なり合う一瞬を求め、競馬場へ通いました。
理想のイメージを求めてシャッター速度の限界を探り、数多くのカットの中で唯一、表現することができた一枚です。疾走する馬から迸(ほとばし)る生命力を、この作品に込めました。
[審査コメント]
本作品は、モータースポーツや鉄道といった無機物の被写体の流し撮りとは違い、血の通った「生命の躍動」を見事に描き出しています。
タイトルにある「デリリアム(狂乱・せん妄)」が示す通り、画面全体から溢れ出す色彩の奔流は、見る者を圧倒します。1/8秒という緻密な計算のもとで選定された低速シャッター。それによって生まれた背景の帯状の光線と、疾走する馬の筋肉の質感が絶妙に混ざり合い、静止画でありながら「音」と「熱」を感じさせる次元にまで昇華されています。
作家コメントにある「数多くのカットの中で唯一」という言葉が、この一枚の重みを物語っています。蹄が地を蹴り、飛沫(しぶき)のように光が舞うその瞬間は、まさに「色彩と速度が重なり合う一瞬」そのもの。タムロンが大切にしている「描き出すことへの情熱」を体現した、力強くも美しい、記憶に残る作品です。
株式会社タムロン
【審査員特別賞】

- Piercing the Rainbow -
川島康平
晴天に恵まれた筑波ロードレース選手権。第一ヘアピンの立ち上がりで撮影した彗星流しです。加速するライダーと縁石の色が流れて重なり、虹のような模様になりました。
[審査コメント]
風、挙動、意思、様々なエネルギーの流れが感じられる一枚。画面全体のブレの作り方や画面の傾き、構図に至る設計思考の一つ一つが高度で丁寧。特にバイクを囲むような曲線ブレは奇跡的。
写真家 長瀬 正太

【ART BOOK賞】
- YURAGI -
Reico
花火は、消えるために咲くのではない。
その光が空を渡り、描き出す一筋の軌跡に
一番の美しさが宿るのだと感じます。
[審査コメント]
表紙のデザイン、ページの余白の使い方や 文章の配置を綺麗に纏めていただけて、見て引き込まれるBOOKに仕上がっており選ばせていただきました。
クリエイト
【入選】
JUNKO、原田大助、牧平 学、いむらわかこ